増田常徳展 黒い抗脈

増田常徳展 黒い抗脈

田川市

画家・増田常徳は、キリシタン迫害の歴史を経た長崎県五島列島に生まれました。トンネル工事現場などで働きながら独学で絵を勉強した不遇の時代を過ごし、「現代の裸婦展」で準大賞、新進作家の登竜門「昭和会展」で大賞に次ぐ林武賞を受賞、2005年には文化庁の海外研修制度でドイツへ派遣されるなど、精力的な活動を続けています。不条理を作品のテーマに、人間の暗さや闇を凝視し、暗ければ暗いほど、かえって明るさや光を求める人々の姿に真実を認め、世に問い続けています。
本展では、およそ40点の作品を通じて、人物像から社会的なテーマへと至る画風の変化や、炭鉱に取材した作品群をご覧いただけます。時に炭鉱の負の遺産としての暗いイメージに埋もれる人々の静かな抵「抗」に眼差しを向け、掘り起こすべき文化的、歴史的な「鉱」脈に光をあてる増田常徳の作品をお楽しみください。


期間
令和5年11月2日(木)~11月26日(日)
時間
9:30~17:30(最終日は16:30)
※入館は閉館の30分前まで
会場
中央展示室・ギャラリーB 観覧料
一般500円(400円)/高大生300円(200円)/中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]の料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名および高校生以下[土曜日のみ]無料




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