2017.08.26

梅雨と雨傘の素敵な関係

梅雨の時期ってじめじめして、なんだか気分がすっきりしない日が続きますね。そんな季節が楽しくなるアイテムとして、色、形で楽しめる傘があります。私も水にぬれると桜の花びらが浮き出る和傘を見つけて衝動買いした覚えがあります。但し、なくしたら嫌なので普段使いにしないという何という宝の持ち腐れ...。

ふと思い立って、傘っていつからあったんだろう?昔からありますよね?

---調べてみました。
西暦552年、なんと1500年近く前に百済から渡来した外来品が日本では最初だそうです。西暦552年は古墳時代中期~後期にあたります。一般の人の暮らしとしては、竪穴住居で農業も行われている時代です。また、当時の気温は「古墳寒冷期」にあたり、今よりずっと涼しかったようです。そのような時代に渡ってきた傘は、雨傘ではなく日射を避ける日傘で、天蓋(開閉できない傘)でした。平安時代になって、製紙、竹細工が組み込まれ、室町時代で油を塗布することで防水加工される今の雨傘の原型になりました。室町時代が14世紀ごろですので、雨傘としては600年ぐらい前にあったといえるのではないでしょうか。また、梅雨という言葉がつかわれるようになったのは、なんと室町時代かららしいのです。それまでは「長雨(ながめ)」と呼ばれていたそうで、なんとなく梅雨から連想して傘について調べ、そして梅雨に戻るという、不思議な感じですね。

梅雨明けまであと少し、梅雨が少しは楽しくなれば幸いです。

※上記写真は『紙ふうせん』飯塚市枝国510-7 イオン穂波店そば、東進衛星予備校ななめ前、「和テイスト」がテーマのお店です。傘を含む、今の時期にぴったりな素敵なグッズを販売しております。

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田川の掘り出しもん市